"No"と言わない日本人!?

もうすぐ2歳になる我が家の娘、L。

片言の言葉をしゃべるようになりました。



Lの観察をしながら

あるオージーの友達に言われて

ハッとしたこと。



「Lは、”Yes"は日本語で言うけど

”No"は英語なんだねー」


確かに、「○○ほしい?」と聞くと
「はーい!」といくらちゃんのように

返事をします。

しかしながら、「そろそろおうちに帰ろうか?」と

聞くと

”NO!!"とはっきりと言います。

「"No" image」の画像検索結果

その後、自分でも考えてみたけれど

Lの言葉の見本になっているワタクシ(日本語担当)と

パパ(英語担当)から、自然に学んだ結果が

今の状態であると思われます。




「日本語では、”No"を英語圏ほど言わないのではないか。」ということを

説明したら

では、どのようにNoの意思を伝えるのか・・・と前述の友人。



英語で言うと

MaybeとかUh, I'm not sure...とか?

または、理由をつけながら、最後は濁すとか?



「i don't understand you image」の画像検索結果


英語圏では、日本に比べて

Yes, Noだけではなく

思ったことや自分の考えなどを       

はっきりと言います。



実際に住んでいると

あまりにもはっきり言われて

「そんなに言わなくてもいいのに・・・」と

くじけそうになったり

逆にこちらがはっきり言わないために

「あなたが何を考えているのかわからない・・・」と

言われたこともあります。




日本人は

相手が言わんとすることを察する力があり

直接的な衝突を避けて

うまく付き合うことができる国民です。




しかしながら

それは、日本の外に出たら

通用しません。



そこは、やはり

「郷に入っては郷に従え」ですね。


バックグランドも違えば、育った環境も違います。

言わなければ伝わらない!と思って

間違いありません。


外国人と接する機会があるとき

または、外国に住んでいる人は

どんなことも、言葉にして伝える努力をしましょう

「察してくれるだろう」という淡い期待は捨てて

言葉にすることを意識するといいでしょう




コミュニケーションの目的は

お互いをよく理解して、いい関係を築くことなのですから。


「good relationship image」の画像検索結果

















                
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オーストラリア人の夫と2010年5月に日本からゴールドコーストへ移住。
日本語堪能、現役英語教師の夫と、そこそこの英語力で日本語教師のワタクシは、言語オタク。言葉について語ると止まらない・・・(笑)それでも、言語学習に苦労した私たちだからこそ、これから勉強するぞ!という人の相談に乗れるはず。
2人の子どもは、英語と日本語の2言語、オーストラリアと日本の2文化をバランスよく吸収し、バイリンガル・バイカルチャーで育っています。
趣味は、ブッシュウォーキング。料理と食べること。読書。

ゴールドコースト渡航前に聞いてみたいこと。
オーストラリアの教育事情。バイリンガル育児のこと。英語学習のことなど、お気軽にお尋ねください:)

【アメブロ】http://ameblo.jp/englishcoach2017/
コメント
3
2016-05-02 16:07:20
「あいまいな日本人」という有名な本がありますが、本当に面白いですよね、この違い!!日本人は、曖昧に濁して空気を和らげようとしますが、NOとはっきり言う方が、返って親切な事に気付きました!^A^
2016-05-02 18:19:08
こちらでは、あいまいが美徳ではないですよね。
2016-05-02 18:18:25
そうなんですよね。No,と言ったからと問題になることないですからね。
魔の2歳児…お互い乗り越えましょう!